ホワイトニングについて
ホワイトニングとは、黄ばんだ歯を自然な白い歯へ導く施術です。歯科医院で行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニング、両方を組み合わせたデュアルホワイトニングがあります。
ホワイトニング剤には、過酸化水素か過酸化尿素を使用しており、医療機関でなければ扱えません。
ホワイトニングで歯が白くなるしくみ
歯の着色汚れの正体は、コーヒーやお茶に含まれるポリフェノールや、タバコのヤニ汚れです。歯の表面のペリクルという成分に色素が付着することで、歯が変色します。さらに、エナメル質がすり減ることで黄色い象牙質が透けてみえることも原因の1つです。
ホワイトニングの薬剤には、歯の着色汚れを無色透明へと導く働きがあります。歯の中に含まれる成分までも分解することで、歯のもともとの色も白くできます。また、着色汚れだけではなく、加齢によって生じる歯の変色にも対応可能です。
加齢による歯の変色に対応できる理由は、ホワイトニング剤に歯のエナメル質の構造を変化させて光の乱反射を引き起こす作用があるためです。光の乱反射が起こると、エナメル質が曇りガラスのような役割を果たし、歯が白く見えます。
ホワイトニングとクリーニングの違い
ホワイトニングは、歯そのものの着色汚れを分解したり、エナメル質の構造変化による光の乱反射を引き起こしたりします。それに対して歯のクリーニングでは、専用の機器や研磨剤で歯の表面の汚れを落とします。
歯のクリーニングで落とせるのは、コーヒーやお茶による着色汚れのほか、歯周病の原因となる歯石などです。
ホワイトニングメニュー
当院では、ホームホワイトニングを導入しています。
1ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは自宅で行うホワイトニングです。患者さまの歯型に合ったマウスピースを作製し、それにホワイトニング剤を入れて寝る前に装着していただきます。2週間程度で自然な白さになりますが、さらに長く続けると白さが増します。
歯の色がゆっくり変わっていくため、ホワイトニングしたことを周りに知られたくない方におすすめです。
ホワイトニングの効果持続期間について
ホワイトニングの効果持続期間は、オフィスホワイトニングは3~6ヵ月、ホームホワイトニングは約1年ですが、個人差があります。歯磨きの頻度や時間、飲食の内容、喫煙の有無、施術後のケアなど、さまざまな要因で効果持続期間が変わります。
効果を持続させたい方は、定期的に歯科医院で歯のクリーニングやPMTCを受けましょう。歯の着色汚れや歯垢、歯石を定期的に取り除くことで、白い歯を維持しやすくなります。